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- ハーモニーでの優れたカラーパレットと自動ツールを用いた仕上げ作業
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二値化線での書き出し
T-HARJA-010-005
二値化して描画を書き出す方法について学べます。
材料
このトピックを完成させるには、ダウンロードしたサンプル材料から次のものが必要です。
- CO-HARJA-material/03-TBLP_Douga
-
CO-HARJA-material/files/TBPL_Foresta_Animation
トランジションについて
今回は作成した動画を書き出す方法についてご紹介していきたいと思います
現在色を塗ってあるこの動画ですが、レンダリングすると
このように線にアンチエイリアスがかかってしまいます
ソフトなどで加工する場合、二値化にするという作業が必要かと思います
二値化した線として出すには「レイヤープロパティ」というものを選択します
レイヤープロパティの「高度」というタブを選択し
「ベクターレンダリングオプション」というところの設定を変更します
レンダリング上でアンチエイリアスをかけないためには
こちらのアンチエイリアスの品質を「なし」か「低い」にします
「透明性はなし」というのはアルファの情報を持たないという意味です
「低い」は「なし」と同様にアンチエイリアスが切れるのですが
透明度の情報は保持されたままになります
アンチエイリアスの品質を「低」にするとこのように線が二値化されます
「なし」にしても多少結果は変わりますが、どちらも二値化されます
色にアルファの情報が入っている場合
低いにするとアルファの情報も同時に抜けてしまいます
どちらの設定がいいかは色々試してみてください
これは全てをノード単位でやる必要があります
ご覧のようにaセルは、まだアンチエイリアスが切れていません
「高度」からアンチエイリアスを「なし」にしておきます
二値化するとこのように途切れた線ができてしまうのですが
そのような場合は、二値化した状態で少し線を強化しておきます
少しマシになりました
さて、二値化した動画を書き出すには、書き出したいレイヤーだけを表示させます
そしてその後で
ファイルから「エクスポート」→「書き込みノードをレンダリング」を選択します
そして「全てのコマ」もしくは「選択されたコマ」を選びOKを押します
これで画像が書き出されます
書き出した画像はToon Boom Harmonyのファイルの
「フレーム」というフォルダに格納されています
先ほど書き出した20フレーム目を選択すると
このように、先ほどの画像がちゃんと書き出されていることがわかります
Toon Boom Harmonyには今回ご紹介した他にも様々な便利な機能がありますので
是非試してみてください
著者
山下 芳紀理
2D/3Dアニメーター
デザインやイラストレーションなども行っている
Time Estimated 5 mins
Difficulty Level Beginner
Topics List
- カラーパレットとカラーID
- 動画のペイント作業
- ハーモニーの様々なペイント機能
- パレットのクローンとティントパネル
- 二値化線での書き出し
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