動画をクリンナップする

T-HARJA-009-002

動画のクリンナップについて学べます。

 

材料

このトピックを完成させるには、ダウンロードしたサンプル材料から次のものが必要です。

  • CO-HARJA-material/files/TBLP_Design_FORESTA_[...].png
  • CO-HARJA-material/03-TBLP_Genga
  • CO-HARJA-material/03-TBLP_Douga

 

トランジションについて

今回は、前回設定したブラシのルールなどの機能も使って

実際に動画のクリンナップをしていきたいと思います

動画のクリンナップをする前に

まずベクターレイヤーについての知識を少しおさらいしておきましょう

Toon Boom Harmony上でベクター線を引くと、このように制御点が生成されます

制御点で全てを囲うことで色を塗ることができるのですが

このように間が空いていると、色を塗ることができません

 

なので、線は必ず繋げなければいけないのですが

このようにいちいち繋げていると非常に効率が悪いです

なのでクリンナップをする時は、このように線を交差させ

余分に線を描いておきます

その後で、カメラビュー上の左のツールバー一番上のカッターツールというものを使い、後からこの線を切除します

これで点は繋がっているのですが、よく見ると線の先がギザギザしてしまっています

このギザギザを取るために、ツールバー二番目のアイコンの鉛筆エディタを選択し

結合したい線を丸で囲みます

 

その後に、ツールプロパティの一番下の「鉛筆線を結合」を選択します

すると線が一つになります

線の結合の形状は、ツールプロパティのこの部分から修正することができます

はい、ベクターレイヤーについておさらいしたところで

今度は動画のセルの制作の仕方についてお話ししていきたいと思います

動画のセルは、まず動画を作成したい原画のセル番号を選び

タイムシートビューのこちらのアイコンをクリックすることで

動画のノードがこのように自動的に生成されます

 

原画で動画ポジションとして打った部分もこのように自動的に描写を作成してくれます

ビデオでは、ビデオ制作の素材のために、

この後の名前が「動画」となってしまっていますが

動画のセルをPDFに書き出すためには

名前の後ろにこのように「セル」という文字を含める必要があります

セルという文字を変えてしまうとPDFに書き出せないので注意しましょう

作成した動画のセルをPDFに書き出すとこのように書き出されます

 

先ほどセルとありましたが、動画の部分ではちゃんとセル番号だけになっています

原画と違って動画は順番がセルの順番になってしまいますので

ノードの順番には十分注意するようにしましょう

それでは、ベクターレイヤーで実際に動画のクリンナップを行っていきたいと思います

先ほどのような線の引き方で引いていきますので

まずは細かい形状は気にせずにざっくりと線を引いていきます

今回は原画がラフなので形を整えつつクリンナップしていきます

制御ポイントを動かしたりしながら線を整えていきます

はみ出している線はカッターツールで一気に消します

形状のおかしな線の先を整えていきます

長いので少し省略します

 

はい、大体これで主線をざっくりと書き終わりました

現在、線が細いので、多少縮小すると

このように線が見えなくなってしまいます

このような場合はレンダリングボタンを押して

線が実際どのようにレンダリングされるかを確認しながら描いておくといいと思います

 

著者

山下 芳紀理

2D/3Dアニメーター

デザインやイラストレーションなども行っている

 

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