カメラビューと描画ビュー

T-HARJA-004-001

カメラと描画ビューについて学べます。

ビデオトランスクリプト

今回はToon Boom Harmonyのインターフェイスについて学習していきたいと思います

Toon Boom Harmonyのインターフェイスには、大きく分けて3つの種類があります

 

まず初めに上部のメニュー画面

そして次に、細長いウィンドウなどで表示されているツールバーの部分です

こちらのツールバーでツールを選択し、描写などを行うことができます

また上のメニュー画面の「ウィンドウ」という部分から

ツールバーを選択しツールを選ぶとツールバーに表示されていないツールも増やすことができます

増やしたツールをまた非表示にしたい場合は

もう一度ウィンドウの部分からチェックを外すとこのようにまた非表示にすることができます

最後は「ビュー」と呼ばれるその他の部分です

これらは全てビューと呼ばれます

 

ビューには様々な種類があり

それぞれのビューで様々な機能を使用することができます

こちらの一番大きいビューをご覧ください

ビューをクリックすると、このように赤い枠が表示されます

これがビューが選択されている状態です

こちらのビューはカメラビューと言います

ビューの右上のタブをクリックすると、別のビューに切り替えることができます

 

現在がカメラビュー

描画というタブをクリックすると、描画ビューに切り替わります

カメラビューと描画ビューではどちらも絵を描写することができますが

カメラビューではカメラ上の全ての要素

Harmonyではこれをノードといますが、それら全てのノードを表示するのに対し

描画ビューではタイムラインビューのタイムライン上で選択しているノードの

さらにこちらのレイヤーで選択している要素のみを表示します

具体例を見てみましょう

こちらの画面をご覧ください

 

下の緑がbセル、上の丸がaセルに描かれています

ご覧のようにカメラビューを選択している時、2つの要素が同時に表示されています

カメラビュー上では、aセルとbセル2つの要素が見えているためです

次にaセルを選択したまま描画ビューに切り替えてみます

すると表示がaセルに書かれている丸のみになります

タイムライン上で別のノードを選択すると、このように表示が切り替わります

またカメラビューに戻すと先ほどと同じように2つのノードがまた表示されるようになります

これがカメラビューと描画ビューの違いです

次回はまた他のビューについてご説明していきたいと思います

 

著者

山下 芳紀理

2D/3Dアニメーター

デザインやイラストレーションなども行っている