環境色を変更とカラーカード

T-HARJA-005-003

環境色の変更とカラーカードの挿入方法について学べます。

 

ビデオトランスクリプト

今回は背景色の設定とカラーカードについて学習していきたいと思います

現在こちらのカメラビューでは

背景色がグレーになっていることが見てわかると思います

こちらの背景色を白色に変更してみましょう

背景色の設定方法は、このモジュールの初めに学習した環境設定から行います

「編集」を押し環境設定を表示しましょう

今回はこの「一般」というタブを選択します

一番下の「カラー」という部分の「カラーを編集」というボタンを押してください

 

するとこのようにToon Boom Harmony上で設定されている

様々なカラーの情報が表示されます

こちらの「カラー」の上の3つのタブに注目してください

 

現在こちらがXシートとタイムラインという部分が選択されています

カメラに切り替え「クリア」という部分をクリックします

この色が現在カメラビューで設定されている背景のカラーになります

こちらのカラーを白に変更し、OKを押します

すると、このようにカメラビューの背景が白に変更されました

しかし、これはあくまで背景色を見た目だけ白にしたという状態です

 

Toon Boom Harmonyのレンダリング時にこちらの色は

実際には透明色として認識されるため

透明度の情報を持たせてレンダリングする形式を除き

こちらの画面は真っ黒な画面になってしまいます

そのため、背景を白としてレンダリングしたい場合は

カラーカードというノードを挿入する必要があります

カラーカードはこちらのタイムライン上のレイヤーの横にある

  • +ボタンから挿入することができます
  • +ボタンを押しカラーカードという項目を選択しましょう

するとこのように四角で画面が埋め尽くされたかと思います

 

カラーカードが挿入され画面全体が色で埋め尽くされている状態です

カラーカードは、上の「挿入」という部分からも追加することができます

Ctrl+Zで一度作業を戻しておきます

こちらのカラーカードのカラーを変えたい場合は

カラーカード上で右クリックをし、レイヤープロパティを表示します

 

こちらにある色の部分をクリックし、任意の色を設定することができます

こちらのカラーカードを挿入することで

背景が透明ではなく白として認識されるようになりました

実際にどのような画面としてレンダリングされるかは

こちらのカメラビューの右側の青い花のマークのアイコンをクリックします

するとこのように枠ができ、実際にレンダリングされた時に

どのような画面になるかということを見ることができます

カラーカードの表示・非表示を設定するには

こちらのタイムラインの目玉のマークを押します

するとカラーカードが非表示になり、画面が真っ黒になってしまいました

こちらは描画以外の部分が透明色として抜けているため

このような画面になってしまいます

 

カラーカードをもう一度表示すると、このように背景色が白に戻りました

こちらのボタンを押すことで、実際のレンダリング時の画面を見ることができますが

表示する時の処理に時間がかかってしまいますので

描写する時にはこちらの灰色のアイコンをクリックし

レンダリングしていない状態の画面から描写するようにしましょう

 

著者

山下 芳紀理

2D/3Dアニメーター

デザインやイラストレーションなども行っている

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Time Estimated 10 mins

Difficulty Level Beginner


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