モデルビューとガイドツール

T-HARJA-007-003

モデルビューへ設定を取り込み、そしてガイドツールを使ってパース線を描く方法について学べます。

 

材料

このトピックを完成させるには、ダウンロードしたサンプル材料から次のものが必要です。

  • CO-HARJA-material/files/TBLP_LO.jpg
  • CO-HARJA-material/files/TBLP_Design_FORESTA_[...].png
  • CO-HARJA-material/02-TBLP_LO
  • CO-HARJA-material/01-TBLP_Design_FORESTA_01 3

 

トランジションについて

今回はアニメーションの設定画をモデルビューで読み込む方法と

パースを引く時に便利なガイドツールの使い方についてご説明していきたいと思います

レイアウトを描く時、ほとんどの人が設定画を見ながら描いていくと思います

 

Toon Boom Harmonyではモデルビューという機能を使って

画像を常に参照しながら描くことができます

まずは設定画を前回のレイアウトの時と同じようにToon Boom Harmonyに読み込みます

ファイルから「インポート」→「画像」を選択し、設定画像を読み込みます

設定画を読み込めたら、こちらの+ボタンを押して

「モデル」というビューを表示します

 

モデルビュー上の左側のアイコンをクリックし

「現在の画像をモデルに使用」を選択します

これでモデルビューに画像を取り込むことができました

モデルビューからは色を拾うこともできます

取り込んだ設定画像は右クリックで削除しても、モデルビュー上の設定画は消えません

設定画を取り込めたらレイアウトを変えていきます

 

レイアウトを書き込む際には、レイヤーを作成する時ビットマップを選択し

このような薄いブラシであったり、少し明るめの色などで描いていくのがおすすめです

筆のサイズはツールプロパティの一番上の部分で変えていくことができます

Ctrl+Zで戻します

 

ここからレイアウトを書き込んでいくのですが

画面を操作するショートカットを覚えておくと操作がしやすくなります

  • Ctrl+Altを押すと画面を回転することができます
  • また、Ctrl+Alt+Spaceで画面を縮小していくことができます
  • Ctrl+Alt+Spaceでは縮小でしたが、このままAltだけ離すと拡大に変わります
  • また、Space を押すことで画面を移動することができるようになります

 

少し斜めになってしまった画面を戻す時は

こちらのアイコンをクリックすると元の角度とサイズに戻ります

次はレイアウト上でパースを引く時に便利なガイドツールについてです

ガイドツールは上のウィンドウから「ガイド」という部分を押すと出すことができます

こちらの+ボタンを押し、作成したいパースを選びます

今回は2点透視の2ポイントパースを選択してみます

すると画面上にこのような線が表示されます

少し画面を縮小してみます

縮小した画面の右と左に青いポイントが現れました

 

これがパースの消失点になります

これはドラッグで自由に動かすことができます

ガイドツールではこの線に沿って自由に線を引くことができます

パースに沿った直線やグリッドなども簡単に引くことができます

距離感を合わせたようなパース線が引きたい場合は

こちらのグリッドをクリックします

 

すると均等に等分されているグリッドが表示されます

このグリッドの幅は上の「ライン数」という部分を動かすと大きさが切り替わります

作ったパース定規はいつでも自由に動かすことができるのですが

描いている途中にこのグリッドを動かしたくない場合は

ライン数と書かれている文字の上にある三角定規のアイコンをクリックします

これでパースが動かなくなります

同じファイルの中で複数のパースポイントを切り替えることもできます

 

1点ポイントのパースを選択した時です

引かれる線のパースが切り替わっています

パースを再び2ポイントパースにすると

先ほどと同じパース間でまた線が引けるようになります

このガイド機能はとても便利ですので是非色々試してみてください

 

著者

山下 芳紀理

2D/3Dアニメーター

デザインやイラストレーションなども行っている

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