タップ割りツールで参考を描く

T-HARJA-008-004

タップ割モードについて学べます。

 

材料

このトピックを完成させるには、ダウンロードしたサンプル材料から次のものが必要です。

  • CO-HARJA-material/files/TBLP_Design_FORESTA_[...].png
  • CO-HARJA-material/03-TBLP_Genga

 

トランジションについて

今回は原画や動画を描くときに便利なタップ割りツールについてご説明していきたいと思います

タップ割りツールを使用するとアナログでタップ割りをするときのように

デジタル上でタップ割りを行うことができます

タップ割りツールを使用するとノードそのものの位置をずらすことなく

描写の位置のみを動かし、中割りやフォルム合わせなどを簡単に行うことができます

 

タップ割りツールは以前のHarmonyのバージョンにも搭載されていますが

Harmony 16からはより操作が簡単になりました

今回は新しい方のツールを使ってタップ割りを行っていきたいと思います

今回はこちらのキャラクターのセルを使って作例を見ていきたいと思います

また、レイアウトからセル番号を少し変更いたしました

ダブラシレイヤーをa下レイヤーにし

 

キャラクターのセルが小さかったので今回は拡大作画いたします

拡大作画をするときに便利なのがこちらのペグレイヤーというものです

ペグレイヤーを選択して動画などを動かすと

その動かした情報がペグレイヤーの中に保存されます

そのため、実際の描写を動かしたり拡大縮小することなく

動画や原画を撮影したい場所におくことができます

ペグレイヤーは描写のこちらのボタンをクリックすることで追加することができます

ペグレイヤーを選択し画像を移動させることで

今回は拡大作画が元の位置に戻るようにしておきました

 

ペグレイヤー上で動かした情報はペグレイヤーをオフにすると元に戻ります

ペグレイヤーについては撮影のモジュールで詳しく説明すると思いますので

今回はこの位置合わせのみに使用したいと思います

それではタップ割りツールの方に説明を戻します

今回はこちらのb2とb1の間に目バッチの参考を描いてみたいと思います

現在描写が埋まっていますので、この部分に参考を追加します

右クリックで、「描写」→「空の描写を作成」を押して描写を追加します

 

これで中に1枚描写が追加されています

現在、描画番号が7になっていますがこちらをb-1aに変更しておきます

描画の名前そのものを変える時は描画を選択し、Ctrl+Dを押します

名前を1-aにしておきます

中割り参考なので、描写を選択した後に中割り参考のマークを押します

これで準備が整いました

 

タップ割りツールはカメラービュー上の左側のツールバー

下から5番目のアイコンの中に入っています

タップ割りツールをクリックすると現在描写されている描写が四角で囲われます

タップ割りツールをオンにしているときにセルなどを動かしても

タップ割りツールをオフにすればセルが元の位置に戻ります

タップ割りツールのオン・オフはツールプロパティ上の

一番左のアイコンをクリックすることでオンオフを切り替えることができます

 

タップ割りツールで描写を動かすと、描写と一緒にタップ穴が移動します

現在、タップ穴が海外仕様で下に表示されてしまっていますが

ツールプロパティの一番左のタブから「トップ」を選択することで

日本のアニメーションのようにタップを上にすることができます

それではタップ割りツールを起動したまま中のb1-aの参考を描いてみます

b1-aの参考は現在黒い枠で表示されています

b2に近い方で描きたいのでこのように移動します

タップ割りツールを使用し終わったらツールプロパティの

二段目一番右のアイコンを押してタップ割りツールをリセットします

これで間に参考を描くことができました

 

著者

山下 芳紀理

2D/3Dアニメーター

デザインやイラストレーションなども行っている

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