原画検査と原画をマークする方法

T-HARJA-008-003

原画をマークする方法と原画検査について学べます。

 

材料

このトピックを完成させるには、ダウンロードしたサンプル材料から次のものが必要です。

  • CO-HARJA-material/files/TBLP_Design_FORESTA_[...].png
  • CO-HARJA-material/03-TBLP_Genga

 

トランジションについて

今回は原画をマークする方法と

原画検査を行う方法についてご説明していきたいと思います

さて、Toon Boom Harmonyでは

日本のアニメーションで原画に丸を打つ時のように

原画をマークしていくことができます

タイムシートについてはモジュール6で説明いたしましたが

今回は他の機能についても少し説明いたします

原画をマークするには、タイムシートビューの丸のアイコンをクリックします

これで数字に丸が付き、原画のポジションをマークすることができます

原画をマークすると、このようにタイムラインビューにも赤いマークが付きます

続いて、動画のポジションをマークしてみましょう

 

今度はこのボタンを使います

これで動画のポジションをマークしていきます

はい、これで動画をマークできました

以前のモジュールでは注釈に例を書き込みましたが

この方法でタイムシートに直接マークをすることで

前回学んだ高度なオニオンスキンモードで

原画のポジションだけを表示するというようなことができるようになります

例えば、3番目の露出のキーフレームだけを外してみます

 

原画のマークを外すにはタイムシートビューの

こちらのIというアイコンをクリックします

これでキーフレームが外れます

タイムラインにも赤いマークが外れました

その後でこちらのオニオンスキンの部分のKというボタンを押してみると

3番目だけオニオンスキンに表示されなくなったことがわかるかと思います

試しにもう一度3を原画にしてみると

このように3枚目もまた表示されるようになります

またこのように一定の間隔で繰り返すようなセルには

自動的にセル番号を埋めるというような機能もあります

 

eセルで例を見てみると、まず1という描写番号を入れておきます

その後で描写を適用したい範囲をShiftを押して選択します

その後でタイムシートビューの左側のアイコンから

「露出」→「シーンの塗りつぶし」を選択します

「開始値」というのはどのような描写番号で開始するか

「増分」というのは何個おきに描写を入れるか

「保持」というのがコマ数になっています

 

例えば増分の部分が2となると2個ずつ増えるので

1、3、5という描写が表示されるようになります

今回は1、1、3という風にして適用をしてみます

するとこのようになりました

このようにして簡単にサイクルを登録することもできます

また全て原画にしたいという場合、全てを選択して先ほどの原画のマークを押すと

このように一気に原画ポジションを登録することもできます

セリフなどを書き込みたい場合は、こちらのSという列に書き込むことで

このようにセリフを手書きで入力することができます

 

そして原画番号や動画番号などを反映したタイムシートを作ることができるようになります

全ての原画を描き終えたら

キーボードのFとGを押して原画がちゃんと動いているかチェックします

こうすることで、コマ数に関係なく次の描写に切り替えることができるので

原画検査を行うことができます

 

著者

山下 芳紀理

2D/3Dアニメーター

デザインやイラストレーションなども行っている

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