描写ツールとビットマップとベクターレイヤーの違い

T-HARJA-007-002

ビットマップとベクターレイヤーの違い、各描写ツールの違い、ツールとブラシのプリセット、カラーツールのプリセットについて学べます。

 

材料

このトピックを完成させるには、ダウンロードしたサンプル材料から次のものが必要です。

  • CO-HARJA-material/files/TBLP_LO.jpg
  • CO-HARJA-material/02-TBLP_LO

 

トランジションについて

今回はレイアウトを実際に書き込む時に使う描写ツールと

ビットマップレイヤーとベクターレイヤーの違いについて学んでいきたいと思います

 

Toon Boom Harmonyには大きく分けて2つの描写ツールがあります

左のツールバーにある鉛筆ツールとブラシツールです

この2つのツールはどちらも描写をすることができるのですが

レイヤーのモードによって使用できるツールが変わります

どのような違いがあるのかを確かめる前に

まずは新しいレイヤーを追加してみましょう

タイムライン上で「レイヤー」と書かれているバーの3番目のボタンをクリックします

すると新しくレイヤーを追加するためのタブが表示されます

まずはレイヤーの名前を変更します

 

次にこの「ベクター」と「ビットマップ」とある項目ですが

これらはそれぞれベクターレイヤーとビットマップレイヤーのチェックボックスになります

ビットマップレイヤーとは描写をそのままドット単位で書き込むことのできるレイヤーです

このモードでは鉛筆ツールは使用することができません

次にベクターレイヤーとは、描写をパス

つまり制御点の情報として記録し書き込むことのできるレイヤーです

後から制御点などを動かし描写の色や形を変えることができます

鉛筆ツールとブラシツール両方で描写が可能です

今回はそれぞれのレイヤーの違いを見るために

ラインアートレイヤーをベクター

カラーアートレイヤーをビットマップレイヤーにして、レイヤーを作成してみます

新しいレイヤーが作成されました

 

カラーアートレイヤーとラインアートレイヤーの切り替えは

こちらの右側のボタンで行うことができます

先ほどベクターレイヤーに設定したラインアートレイヤーの方では

このようなブラシツールと鉛筆ツール、どちらのツールも使用することができます

上の「輪郭編集ツール」を選択し描写を選択してみると

このようにパスの情報が含まれていることがわかると思います

Ctrl+Zで一度描写を削除します

次に先ほどビットマップレイヤーに設定したカラーアートレイヤーに切り替えると

このように鉛筆ツールは選択することができず

ブラシツールのみ選択が可能になります

こちらの描写の情報には制御点は含まれません

 

ブラシの大きさなどを変えるときはツールプロパティから

ブラシの最大サイズなどを変更します

下にあるプリセットという部分で様々なブラシのプリセットを選択することができるようになっています

ブラシの色はカラービューのパレットから変更することができます

ビットマップレイヤーを選択している時、カラーは後から変更ができませんので注意しましょう

 

Ctrl+zで一度全て戻します

もう一度ラインアートレイヤーを選択し

鉛筆ツールを使用します

鉛筆ツールにも同じようにツールプロパティから

様々な種類のブラシのプリセットを使用することができるようになっています

さらに先ほどビットマップレイヤーでは使用できませんでしたが

こちらのカラーをリアルタイムで変更することもできます

 

描写したカラーをダブルクリックしカラーを変更すると線の色を変更することができます

カラーパレットの詳しい説明については後のモジュールで説明いたしますので

今回はベクターレイヤーでしたら後から色が変えられるということだけ覚えておきましょう

 

著者

山下 芳紀理

2D/3Dアニメーター

デザインやイラストレーションなども行っている

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